J2アルビレックス新潟はオフが明けた5日、ホーム開幕戦の第3節・柏レイソル戦(9日・デンカビッグスワンスタジアム)に向けた練習をクラブハウスで行った。

新潟は前節の千葉戦(3日)で今季初勝利。MF加藤大主将(27)がホーム初戦での勝利に向けて、チームを引き締め直した。

全体練習後、加藤はピッチ脇でサブメンバーが行った8対8の実戦形式を最後まで見守った。7分を3本。「1本目はミスが多かったけど、2、3本目はきっちり修正していた」。自身は開幕から2試合フル出場。出場機会を待つメンバーのがむしゃらさを感じた。「一体感はあると思う」。ホーム開幕戦を前にチーム一丸を大切にする。

アウェー千葉戦は4-1の快勝。加藤は開幕と同じくMFカウエ(29)とともにボランチに入り、攻守の起点になった。「自信を持てる結果」と勝ち点3を喜ぶ。一方で「直さなければならないところはある」。1失点した直後のリスタートの雰囲気が気になった。相手に押され、受けに回っているような立ち振る舞いに感じた。「ああいう時こそ全員で声をかけ合わないと。練習からはもちろん、試合でやらないと」。

今季主将に就任。不動のボランチとしてチームの中心にいる。だからこそ隙をみせたくない。「もっと声をかける」。ホームのファンが待つ柏戦、チームの雰囲気も最高にすることに気持ちを注いだ。【斎藤慎一郎】