浦和レッズが、敵地で守り倒して勝ち点1をつかんだ。ベストメンバーで北京国安と0-0。前半23分にMF橋岡が放ったヘディングシュート1本に抑えられ、攻撃面では打つ手がなかった。守っては、元スペイン代表MFビエラやコンゴ代表FWバカンブにゴールを脅かされ続けた。

試合MVPに選ばれたGK西川の堅実セーブで難を逃れたが、前半29分にDF槙野のハンドが見逃されたり、後半ロスタイム1分にバカンブに割られたゴールがオフサイドになるなど、薄氷を踏む思いで勝ち点1を持ち帰った。

中国でのACL未勝利は7戦(4分け3敗)に伸びたものの、他会場でブリラム(タイ)が全北(韓国)に勝ったため、1勝1分けの浦和が単独首位に浮上。槙野は「本来の自分たちの姿ではなかった」と防戦一方を受け止めつつ「次はホームで違う姿を見せたい。浦和らしいサッカーをしたい」と4月9日のホーム全北戦(埼玉)を見据えた。