FC東京が名古屋との無敗対決を1-0で制し、05年の第4節以来14年ぶりに単独首位に立った。決勝点はFW永井謙佑。後半9分、MF東のスルーパスに反応した。左サイドからドリブルで約40メートルを疾走し、GKが飛び出したところを落ち着いて右隅へ。50メートル5秒台のスピードでDFの寄せを許さなかった。今季初得点が貴重な一発となり「(自身が)東京にきて初めて首位。うれしい」と笑顔を見せた。

アシストの東とは12年ロンドン五輪でもともに戦った戦友。「話さなくても、このタイミングというのがわかる」というあうんの呼吸が2人にはある。得点シーンも「(東)慶悟が前を見た瞬間、(パスが)くると信じて走った」。試合を視察した日本代表の森保監督も「まだまだA代表に入る選手はいると感じた。タイミングはあるが、またチャンスを与えられるようにしたい」と評価した。

▼東京の首位 15年の第1ステージ第5節以来4年ぶり。前回は浦和と勝ち点、得失点差、総得点で並び首位タイだった。今回のように単独首位は05年の第4節以来14年ぶり。