J2アルビレックス新潟は20日、クラブハウス隣接のピッチで次節ホーム・アビスパ福岡戦(23日=デンカS)に向けて練習した。

FW渡辺新太(23)は練習後の自主トレで、シュート練習をたっぷり積んだ。ジェルソンGKコーチ(47)のマンツーマン指導。ゴールに背を向けなからボールを受け、ターンしてシュートを打つトレーニングだった。指示は細かく、ボールの置きどころ、体の向き、軸足の場ころなどなど…。体勢によってニアかファーに打ち分けるポイントも伝授された。「キーパー目線で、キーパーのイヤなところに打つコツを教えてくれる」とFWの渡辺新は、GKコーチからシュートの極意を吸収していた。

ホーム福岡戦で今季ホーム初勝利をチームは狙う。途中出場の切り札・渡辺新は、自身の今季初ゴールを、ホーム初勝利に結びつける決意だ。昨季はチーム最多の10得点したが、今季は4節を終えて無得点。点取り屋としての焦りはあるが、ポジティブ思考がFW渡辺新の真骨頂だ。「もちろんゴールを狙っている。次のホームで点を取るために、4試合無得点だった、と思いたい」。闘志あふれる全身に得点の予感が漂っていた。【涌井幹雄】