J3アスルクラロ沼津DF徳武正之(27)が28日、今季ホーム初勝利を誓った。明日30日のカマタマーレ讃岐戦(午後1時開始)に向け、沼津市内で約2時間の練習に参加。ミニゲームでは主力組に入るなど、センターバックでの先発が濃厚だ。

24日のアウェー福島ユナイテッドFC戦(1-0)で今季初勝利。安定した守備で相手攻撃陣を完封した。10日の開幕セレッソ大阪U-23戦(1-2)を「個人、チームとしてもワーストの試合」と評価し、3分間で2失点した守備の改善が急務だった。選手間の距離を狭め、陣形をコンパクトに保つことを徹底。「GKを含め、DFラインは昨季から在籍している選手。短い時間で問題を修正できた」。言葉通り、17日のガンバ大阪U-23戦(0-0)に続き、2試合連続完封を達成。昨季リーグ最少29失点の堅守が戻ってきた。

今季J3に初降格した讃岐とは初対戦となる。「上位カテゴリーにいた、経験のあるチーム。挑戦者として立ち向かわないといけない」。勝ち点3を積み上げるべく、福島戦に続く連勝を狙う。【古地真隆】

◆徳武正之(とくたけ・まさゆき)1991年(平3)8月18日、東京都生まれ。帝京高(東京)、常葉大を経て、14年に当時J3のツエーゲン金沢へ加入。16年に沼津へ移籍。J通算71試合2得点。175センチ、72キロ。