「野球トレ」で連勝を目指す。北海道コンサドーレ札幌は17日、札幌・宮の沢で全体練習を行った。MF深井一希(24)は自前のグラブと軟式球を手にDF進藤亮佑(22)やMF宮沢裕樹(29)らとキャッチボールで汗を流した。

「肩まわりがほぐれるので、気分転換に」。練習後のグラウンドを目いっぱい使い、制球良く投げ込む姿を披露。進藤は「左の肩甲骨が固まっているから」と、利き腕と逆の左腕で投球した。

グラブは「いつも車に積んでいて、友達と公園でやったりする。進藤も持っている」という。この日は一部の選手のみが参加したが「そのうちみんなでやりたい」と思い描く。主力組の練習は主にランニングメニューだったため、白球を追いながら体を動かした。

3日後に迫る20日ホーム横浜戦(札幌ド)への準備を着々と整えている。チームは練習前に急きょ約30分間のミーティングを実施。守備の動きを確認した。開幕から不動のボランチとして先発する深井は「難しいゲームになると思うけど、ちゃんとみんなが役割を全うできれば、おもしろい試合になるんじゃないか」。手術を受けている両膝と向き合いながら、独自の調整方法で毎試合臨んでいる深井が、2連勝へ状態を上げていく。【保坂果那】