鹿島アントラーズのルーキーDF関川郁万(いくま、18)が、24日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)慶南戦(カシマ)でプロ初出場することが22日、濃厚となった。

DF犬飼、DF町田のセンターバックコンビがそろって出場停止。DFチョン・スンヒョンもケガから復帰できておらず、DFブエノはACL登録メンバー外で“関川しかいない”状況だ。22日の練習は攻守に分かれて行い、守備練習では関川とMF三竿がセンターバックのコンビを組んで、クロスの処理などに時間を割いた。

流通経大柏では高校サッカー選手権決勝という大舞台も経験しており、今のところ全く緊張していないという関川。大型新人らしく? 「いつもと変わらない日常を過ごしています。いつもと変わらない練習をして、いつもと変わらない時間に起きて。そんなに気は使っていないです」と、リラックスした様子で話した。

センターバック2人の出場停止で出番が回ってきたが「このチャンスを手にすれば『俺のサッカー人生はこの試合から変わった』と言える。そういう試合にしたい」と意気込む。得点にも意欲を示し、「自分が決めて1-0で勝てばそんなうれしいゲームはない。1発やってやりたい」。瞳の奥をギラリと光らせた。【杉山理紗】