J2アルビレックス新潟は29日、第16節ヴァンフォーレ甲府戦(6月1日、デンカビッグスワンスタジアム)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。ウオーミングアップの一部を公開し、その後は非公開で紅白戦を行った模様。開幕から15試合フル出場を続けるDF新井直人(22)が甲府を無失点に抑え、連敗を3で止めることを誓った。

「負けているけど、自分たちのやりたいことができていないわけじゃない。ネガティブになる必要はない」。新井は前向きに準備を進める。紅白戦では後ろから攻撃の起点になることと、的確なカバリングといった自身の持ち味を意識した。

愛媛FC戦(18日)、FC琉球戦(25日)では自分の守備からピンチを招き失点につながったと気にする部分があった。吉永一明監督(51)からミスを考えすぎて、長所を消さないようアドバイスされた。「気が晴れた」と気持ちは切り替わった。

ルーキーながら開幕からフル出場中。開幕当初のセンターバック以外に左サイドバックでも起用されている。「試合に出させてもらっている以上、責任がある」。浮ついたところはみじんもない。「ゼロに抑えれば負けない。後ろ(DF)の選手の仕事」。無失点を強く意識して甲府戦に臨む。