J1清水エスパルスは7月31日、ブラジル人FWジュニオール・ドゥトラ(31)が完全移籍で加入すると発表した。今夏までブラジル1部の名門コリンチャンスに所属。期待の助っ人は、早ければ3日のアウェー横浜戦でデビューする可能性も出てきた。

ドゥトラはクラブを通じて「清水エスパルスという大きなクラブにこられたことを非常に光栄に思っています」とコメントした。背番号は「11」に決定。188センチの長身FWは1日でも早い公式戦出場に向けて調整している。既にチームには26日の練習から合流。約2カ月間実戦から遠ざかっているため本調子ではないが、ゲーム形式練習ではドリブル突破から積極的にゴールを狙う姿勢を見せた。

篠田善之監督(48)も「今は限られた時間でチームに貢献してほしい」と、ピンポイントでの起用をイメージしている。この日はFW北川航也(23)のオーストリア1部ラピッド・ウィーンへの完全移籍も正式決定。入れ替わるタイミングで入ったドゥトラに懸かる期待は大きい。「たくさんゴールを決めて貢献したい」。目玉補強の新戦力が急ピッチでコンディションを上げていく。【神谷亮磨】