Jリーグは15日、J2のV・ファーレン長崎の手倉森誠監督(51)に2試合のベンチ入り停止処分を科すと発表した。

対象は17日の柏レイソル戦(トラスタ)と24日のレノファ山口戦(みらスタ)。10日のFC琉球戦(タビスタ)後に受けたインタビューの中で、審判員に対する侮辱的な発言があった、と規律委員会に判断された。聴取、審議の上で「審判員に対する侮辱または公然の名誉毀損(きそん)行為」に該当するとされた。

その場面は、2-2で迎えた後半ロスタイム。長崎の攻撃で、途中出場のFWビクトル・イバルボがペナルティーエリア付近で琉球DFに足を引っ掛けられて倒れたように見えたが、東城穣主審は笛を吹かなかった。ノーファウルとなってプレーは流れ、琉球に決勝点を奪われて2-3で敗れた。

その試合直後だっただけに「2-2になった後のミスジャッジ。あそこでPKを取れないあたり、本当にJリーグの審判はおかしい」と批判。「前日に審判が変わっているんですよ」とした上で「それで、このミスジャッジだったら最悪です。勝利を目指して戦っている中、今シーズンはJ1でも多くのミスジャッジが出ていますけど、あれを取れないんだったら話にならないと思います」と、今季の傾向も持ち出して指摘していた。これが規律委員会の審議対象になっていた。