スマートフォンのフリーマーケットアプリ大手の「メルカリ」小泉文明社長(39)が同社社長を退任し、経営権を取得した鹿島アントラーズの社長業に本腰を入れることが27日、分かった。

小泉氏は取締役社長兼COOから「取締役President(会長)」に、また代表取締役会長兼CEOだった山田進太郎氏が新たに「代表取締役CEO(社長)」となる。この日、都内で開かれた株主総会と取締役会で承認された。

小泉氏は自身のツイッターでもこれを報告。「(メルカリの)対外的な仕事と鹿島アントラーズの社長業に専念することになりました! 引き続きメルカリもアントラーズもよろしくお願いします!」とつづっている。

メルカリの鹿島経営権取得は7月30日に決定。小泉氏は1カ月後の8月30日づけで鹿島の社長に就任していた。Jクラブにおいて、親会社の社長がその任を退き、子会社であるクラブの社長に専念するのは異例中の異例。鹿島のファンでもある敏腕社長が、いよいよ本格的に始動する。