高校サッカーの名門、東福岡のMF荒木遼太郎(17)が9日、鹿島アントラーズと仮契約を結び、来季からの入団が内定した。福岡市博多区の東福岡高校内で記者発表が行われ「1日でも早く鹿島でスタメン出場できるように頑張りたい」と意気込みを口にした。

熊本県山鹿市出身で、ロアッソ熊本ジュニアユースから東福岡へ。1年時からU-15日本代表入りし、昨年のアジア選手権を経験。U-17日本代表入りはならなかったが、トップ下でのゲームメークや精度の高いラストパスを武器にしている。現在はボランチだが、FWも経験。「自分はロングフィードも得意。柴崎さんのようなプレーヤーになりたい」。J1複数クラブからのオファーのなか「中学の時から好きだった」という鹿島を選んだ。「将来は日本代表、そしてスペインでプレーできるような選手になりたい」と夢を語った。

東福岡からは4年連続でJリーグ入団選手を輩出。背番号10の主将でもある荒木は「選手権で日本一を取りたい」と高校最後の大会に照準を合わせていた。【浦田由紀夫】