リーグ2位で今節を迎えたFC東京は敵地で大分トリニータを下し2連勝。勝ち点を59に伸ばし、1日に勝った首位鹿島アントラーズにぴたりとつけた。

序盤に痛烈な攻撃を浴びせた。開始5分、中盤での敵陣内でのルーズボールにFW永井謙佑が反応。相手GKが飛び出してきたより早くボールに追いついてGKを置き去りにし、落ち着いて無人のゴールへ蹴りこんで先制した。

2分後にはセットプレーで追加点。MF三田啓貴の左CKにDF渡辺剛が高い打点からヘッド。わずか7分で複数得点し、完全に主導権を握った。

後半に入ると大分が徐々に攻勢を強めたものの、東京が看板の堅守を発揮。DF森重真人、DF渡辺剛のCBコンビを中心にペナルティーエリア内に入られても体を張って止めた。25分にはゴール至近距離からシュートを打たれるあわや失点の場面だったが、MF橋本拳人が顔面で止めて難を逃れた。

最後まで大分にゴールを割らせないまま試合終了。リーグ初優勝を目指し、貴重な勝ち点3を手にした。