逆転でのJ1自動昇格をかけて勝利が絶対条件だった大宮アルディージャは敵地で金沢と1-1に引き分けに終わり、昇格プレーオフへ進むことが決まった。

前節を終えて2位横浜FCとは勝ち点、得失点ともに2差。高木琢也監督は勝ち点、得点と「3」へのこだわりを選手に説き、キックオフからチームはツエーゲン金沢を大きく押し込んだ。前半14分、幸先よく先制点。右からのフィードをMF渡部大輔がダイレクトで折り返そうとしたボールがDFに当たり、そのままゴールへ吸い込まれた。

後半26分に金沢が同点に追いついた。カウンターからFW山根永遠が右を走るMF清原翔平へパスを送り、清原が左足ダイレクトでゴール左隅へ決めた。

ロスタイムの4分間も懸命に攻め続けた大宮だったが、金沢は今季リーグ41試合を終えて2点差での敗戦はわずか2度。粘り強い相手を最後まで攻略できず、試合終了の笛を迎えた。