浦和レッズが、大槻毅監督(46)に来季契約の更新を要請していたことが24日、分かった。関係者によると、今月15日までにクラブ側の希望を本人に伝えた。

残り日程を勘案して慎重に判断することになったが、来月にかけて話し合われることになりそうだ。5月にオリベイラ監督の解任を受けて就任。ACLは準優勝で国内外のタイトルをすべて逃したものの、昨年4月にも堀監督の後に暫定指揮して2度の窮地から救った点、采配期間が計1年に満たない点などが議論された。今年のアジア年間最優秀監督の候補にも入っており、ユース監督時代には関根や橋岡を育成。在籍15年目の内部昇格監督をクラブとして育てる必要性も考慮された。

また、強化体制が一新されることも判明。中村修三GM(60)が退任し、浦和の前GKコーチで現在は社長付の土田尚史氏(52)が後任の強化本部長に就く。巻き返しを図る来季新戦力としては、大分に期限付き移籍中で今季J1で10得点の日本代表FWオナイウ阿道(24)を復帰させる方向でシーズン後に調整する。