川崎フロンターレが今季最多の4失点で横浜F・マリノスに敗れ今季ホーム最終戦を終えた。

ACLで決勝に進出した浦和レッズの日程変更もあり、9日の鹿島アントラーズ戦から3週間空いた中でのリーグ戦だった。序盤から相手のスピードと勢いに押され、前半8分に失点。前半途中から攻守で修正し、主導権を握り始めたが後半も立ち上がりの4分に失点し、流れを引き戻すことができなかった。

川崎FのMF田中碧(21)は「最初の15分は重要になると思っていた中で失点して、もったいなかった。後半の頭もそう。相手がうまかったこともある」と振り返った。「判断、身体的なスピードが速い試合で力が足りなかった。ただ、思った以上にボールは握られなかった。自分たちが攻めた時には互角にやり合えただけの力があったとは感じた」と完敗の中でも手応えを口にする。シュート数は相手と同数の11。その中での点差に「自分たちの攻撃の質をもっと上げないといけない」と前を向いた。