4位川崎フロンターレが2発で最終戦を勝利で飾るも、上位3チームのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内入りは及ばなかった。

ACL争いの川崎が早業の先制パンチを見舞った。試合開始43秒。流れるような6回のワンタッチのパスで右サイドを崩し、最後は中央で詰めたFW小林が右足で押し込み先制ゴール。自身3戦ぶり、北海道コンサドーレ札幌との公式戦では7戦連続得点と札幌キラーぶりを発揮した。前半13分にはMF脇坂が左サイドのFKを鮮やかに決めて追加点。札幌は34分、DF宮沢が頭で折り返したボールをMFルーカスが右ボレーシュートでゴールネットに突き刺して、反撃した。

後半は札幌のペース。細かいパスをつなぎゴール前まで運ぶが、相手の粘り強い守備に苦戦。最後までゴールを奪うことはできなかった。前半のスコアのままで試合は終了、札幌の順位は8位から10位となった。

川崎は勝ち点を60まで伸ばしたが勝利した3位鹿島アントラーズが勝ち点63点として3位をキープした。4位の川崎Fは鹿島が準決勝まで進んでいる天皇杯で優勝すればACL出場権を獲得する。