今夏、J1清水エスパルスからオーストリアのラピッド・ウィーンに完全移籍したFW北川航也(23)が17日、冬のオフ期間を利用して、一時帰国した。

静岡市内で行われた清水の練習を訪れ、21日の天皇杯準決勝神戸戦に向けて調整に励む選手を激励。約5カ月ぶりに『古巣』を訪れた北川は「勝って決勝に行ってほしい。元日にエスパルスの試合を見られるほど幸せなことはないので」とエールを送った。

自身初の海外移籍は「充実していて、楽しい」と振り返る。移籍後の1カ月間は試合に絡めない日々も続いたが、一時はスタメンに定着した。その後はケガで約2カ月間離脱。それでも、14日のリーグ戦で復帰を果たした。オーストリアでも清水の試合はチェックしていたといい「残留してくれて本当にうれしい」。来年1月上旬には再離日する予定で「もっと学びながら日々成長していきたい」と決意を新たにした。【神谷亮磨】