青森山田2連覇のカギは1年生が握る。主にボランチでプレーするMF松木玖生(くりゅう)は、プレミアリーグEAST18試合で16戦(先発15)に出場。2ゴールを挙げ、チームの「心臓」として優勝に貢献した。

さらに名古屋グランパスU-18を破ったプレミアリーグファイナルでは、前への推進力、ゴールに向かう持ち味を発揮。積極的な攻撃参加で決勝ゴールを奪い、チームを日本一に導いた。

松木は中3から筋トレを始め、戦う体を地道につくってきた。今春の高校入学後、身長は4センチ伸び、体重は5キロ増。中盤での激しいコンタクトでも当たり負けはしない。1月2日の2回戦に向けて「米子北(鳥取)との初戦が特に大事。自分たちのサッカーをやって圧倒したい。プレミアファイナルでも得点できたが、選手権でもゴールにこだわりたい」。貪欲にシュートを放ち、連覇の原動力になる。【山田愛斗】