J2京都サンガF.C.が7日、京都・亀岡市内の新本拠地であるサンガスタジアムで初練習を行った。

新スタジアムは最寄りのJR亀岡駅から徒歩3分の好立地で、芝はリオオリンピック(五輪)でも採用された「セレブレーション」という天然芝を使用している。根が張り、茎が強いためアメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツでも傷みにくい芝となっている。屋根は観客席が雨にぬれにくいように通常より2メートル内側に張り、最前列の席とタッチラインとの距離も7・5メートルと近い。ピッチ以外では国際基準に適合した日本初の屋内スポーツクライミング施設を完備している。

大学時代、亀岡の漬物工場でアルバイトをしており、ガンバ大阪でプレーをしていた実好礼忠監督(47)は「(亀岡は)思い入れがあるんですよ。今日来るときに原付で通ってたのこの辺かなと思いながら来ました。(ピッチは)芝が少し柔らかいなと思うが、悪いなと思うところがないので、素晴らしいの一言です」と満足げ。

9日にセレッソ大阪とプレシーズンマッチを控えるが、新スタジアムのこけら落としということもあり、チケットは完売。「選手には強気なプレーを要求している。強気な感じで勝ちたいですね」と勝利をつかみ取る。

今季の目標は「J2優勝なので」と明言。新スタジアムとの相乗効果で10年以来のJ1復帰を目指す。