青森山田からプロ入りしたスター候補生が1日、青森市内の同校で行われた卒業証書授与式で、互いの健闘を誓い合った。

野球部で巨人ドラフト1位の堀田賢慎投手(3年)は右肘炎症で離脱中だが、3年以内の先発ローテーション入りと将来の侍ジャパン入りを言葉にした。サッカー部でJ1浦和レッズMF武田英寿(3年)と横浜FCのMF古宿理久(3年)も、公式戦デビューに向けてアピール中。式典は新型コロナウイルス感染拡大の影響で縮小開催となったが、苦楽をともにした仲間からも力を得た。

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U-18高円宮杯プレミアリーグを制し、選手権でも準優勝に導いたサッカー部の武田と古宿も、3年間の感謝の気持ちをJでの活躍につなげる。武田は練習試合で豪快なシュートを決めるなど着々と実力を披露。公式戦の延期が決定したが「自分にとっては、この期間にアピールしていけるチャンスだし、ポジティブに捉えています」。古宿もカズ、中村ら元日本代表選手から助言を受けて収穫は多い。「一緒にシャワーに入ったり、食事をするだけでも得るものがある。ヒデ(武田)と一緒のピッチに立って対戦したいし、勝ちたい」と対決も願った。