J2ジュビロ磐田は10日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、磐田市にマスク5000枚を寄付した。小野勝社長(62)が磐田市役所を訪れ、渡部修市長(68)に直接手渡した。

クラブは新型インフルエンザが流行した09年から備蓄していた1万枚の半分を寄付。マスクが不足している医療機関や高齢者施設などに配られる予定だという。小野社長は「出せる範囲で寄付させてもらった。市民の健康を守るために使ってほしい」と願った。

チームは8日間のオフを挟み、9日から練習を再開。ただ、Jリーグは当初予定していた18日の公式戦再開を断念した。来月3日の再開を目指す方針を受け、小野社長は「決定を支持している」。チームは11日にJ3藤枝と練習試合を行う予定。1日でも早い事態の終息を願いながら「今は再開に向けて準備していく」とクラブの思いを代弁した。【神谷亮磨】