プロ2年目の清水エスパルスGK梅田透吾(19)が、公式戦初出場に向けて意欲を示した。14日は静岡市内で約2時間の練習に参加。雨が降り続く難しいコンディションの中、実戦形式のシュート練習では、持ち味の鋭い反応で好セーブを連発した。「試合に出たい気持ちは昨年と変わらない」。闘志を内に秘めるタイプの男が語気を強めた。

今季はGK5人体制。厳しい定位置争いに身を投じている。「当然ライバル心はある。序列を覆して、ほかの4人に勝たないと」と力を込める。現在、西部洋平と大久保択生がケガで長期離脱中。GK陣では最年少だが、気後れせず先輩たちの間に割って入るつもりだ。「チャンスをものにして、認めてもらえるようにしたい」と意気込んだ。下部組織出身の若き守護神候補が、トップチームデビューへ準備を整える。【古地真隆】

◆梅田透吾(うめだ・とうご)2000年(平12)7月23日、長泉町生まれ。長泉アミーゴス-清水ジュニアユース-清水ユース。2017年10月にインドで開催されたU-17W杯日本代表。184センチ、79キロ。血液型A。右利き。好きなアーティストは、米津玄師。