北海道コンサドーレ札幌が21日、関東キャンプ前最後の練習を札幌・宮の沢で行った。

この日は翌日の出発に備え、ボール回しやパス練習など軽めのメニューで終えた。22日からは千葉県内の高円宮記念JFA夢フィールドを拠点に、7月4日リーグ再開初戦のアウェー横浜FC戦に向けて準備する。遠征を前に千葉出身のDF石川直樹(35)は「あと2週間、精度をしっかり上げていかないといけない」と話した。

北海道より暑く、湿度の高い土地で約1カ月を過ごす。そんな環境で「自分たちがどういう風にやれるのかを確認していきたい」と石川。アウェー4連戦を乗り切る体力維持が鍵となる。1日から再開した全体練習は4勤1休ペースで行い、4度のフルコートでの紅白戦を行いながら、強度の高い練習に取り組んできた。「僕らもモチベーションを高く(監督の)ミシャの求めていることができている」と、手応えを感じている。

19日にはJリーグによるPCR検査を実施済みで、あとはキャンプに突入し再開への準備を整えるだけ。「チームがお金を出して1カ月キャンプをさせてもらえるので。そこに対してしっかりプレーで恩返ししたい」。クラブへの感謝の思いは結果で示す。【保坂果那】