浦和レッズは8日、チーム運営などクラブ経営に活用するとしたクラウドファンディング「ONE HEART TOGETHER!~浦和レッズの未来のために~」が目標額の1億円を超えたことを公式サイトで報告した。7日夜に1億円を超えたという。6月20日午後5時から開始し、7月8日午後5時時点の17日間で、6252人の支援者から1億244万6558円が支援金として届けられた。

新型コロナウイルスの影響で、20年度の浦和は約20億円の減収で、約10億円程度の赤字見通し。クラブ経営をサポートしてもらうため、選手の協力も得ながらクラウドファンディングの実施に踏み切った。クラブ公式サイトを通じ、立花洋一社長は「浦和の現況におもいを寄せてくださったすべての方に、心より御礼申し上げます。経営立て直しを絶対にやり遂げなければならないと、改めて気の引き締まる思いとともに、さらに大きな責任を感じております」などとコメント。感謝の言葉と経営回復に専念する覚悟をつづった。

目標額に到達したものの、当初予定の8月31日午後11時までの募集期間は継続する。立花社長は「クラブの経営は非常に苦しい状況にあります。今回のクラウドファンディングは、新たなお返しも用意し、当初予定の8月末まで継続させていただきます。浦和の存続、浦和理念の実現、そして再びみなさまと一緒に世界の舞台で戦うために、引き続き、みなさまにご支援、サポートをいただけますと幸いです」とさらなる支援をお願いしていた。