藤枝MYFCはアウェーでFC今治と戦い、1-1で引き分けた。前半に先制されたが、後半14分にゴール前の混戦から、MF谷沢達也(35=静岡学園高出身)が今季初得点。同点に追い付いた。

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藤枝はベテランの一撃で、今季JFL初参戦の今治と、勝ち点1を分け合った。前半は防戦一方の展開が続き、同36分に先制を許した。逆転を狙ってベンチは早めに選手を交代。後半開始から谷沢達也がピッチに入った。「前半は積極性が足りず、少しリズムが悪かった。流れを変えようと思った」。攻守にわたって気迫のこもったプレーを見せ、チームに勢いをもたらした。

同点弾は同14分。ゴール前のこぼれ球に対して体を投げ出し、右足で押し込んだ。「こぼれてくると思っていた」。しかし勝ち越し点は奪えず、今季2度目の連勝を逃した。

今季は無失点試合がない。石崎信弘監督は「球際の部分で強さが足りない。攻撃面のイージーミスも多く。攻撃の時間が短い」と苦言を続けた。次節は15日、C大阪U-23とのホーム戦。主導権を握る場面を増やし、白星を目指す。