浦和レッズが守り勝ちでチームを立て直した。前半5分、MF汰木がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーのFWレオナルドがゴール右隅にPKを流し込んで先制した。

サンフレッチェ広島の猛攻が続く展開。シュート20本を許したが、主将のGK西川が広島FWペレイラらの強烈なシュートに好セーブを連発。前節の名古屋戦で2-6と大敗を喫していたこともあり、西川は「集中を切らすことなくできた。6失点した後の自分たちのアクションが大事。ここで1つ勝って上へ行くための重要な試合だった」と笑みをこぼした。

後半29分にはDF岩波も投入され、5バックで守備を固めた。90分間、攻守に走り回ったMF関根は「10・5キロの走行距離だそうですが、そんなもんかと。感触的には20キロを走ったぐらい。勝ってチームに貢献できて良かった」と安堵(あんど)の表情。シュート数は広島の20本に対し、浦和は3本。試合の主導権を握られて展開となったが、大槻監督は「前節の負けがあり、メンタルも含めて非常に難しかった。サッカーに関してはもっとボールをに握らないといけないが、何が何でも勝ちたかった」と振り返っていた。