セレッソ大阪FW藤尾翔太(19)が、J1初出場でゴールを決めた。

後半41分にカップ戦も含め、初めてJ1のピッチに立った。後半ロスタイム3分、浦和レッズGK西川から一瞬の隙を突いてボールを奪うと、無人のゴールに蹴りこんだ。

C大阪U-23のJ3では今季6得点。FWブルーノ・メンデスの負傷離脱などもあり、ロティーナ監督が抜てきした。指揮官は「U-23の試合は常にチェックしている。彼はポテンシャルが高く、将来が楽しみ」と評価し、「1部にデビューしてゴールを決めるのは美しいこと。翔太のゴールは喜びという表現しかない」と新星の登場を歓迎した。

藤尾は「ベンチにいる時から(試合に)出たら絶対に決めようと思っていた。1つのチャンスで決めることができてよかった」と喜んだ。C大阪のユース育ちで将来を期待される1人。「小さいころからあこがれていた舞台でゴールを決めたことは自分にとって大きい。これからもつなげたい」と話し、「J1で5点以上が目標」と掲げた。