ヴィッセル神戸が壮絶な逆転負けで4戦未勝利となった。

川崎フロンターレに先制されたが、FW古橋、藤本の連続得点で1度は逆転に成功。だが残り10分を切り、底力でひっくり返された。フィンク監督は「我々はいいプレーをしたし、勝つべき試合だった」と悔しがったが、3失点のうち、2失点はPKで献上し「ミスで簡単に失点してしまった。運も足りなかった」と振り返った。

MFイニエスタは5試合連続で欠場し、DFフェルマーレン、大崎、FWドウグラスの主力4人が不在だった。指揮官は「(2-1にし)3-1にできる選手がいないと、相手もやりやすい」と選手層が薄く、ダメ押しできない現状を嘆いた。MFサンペールは「勝利に値するプレーをしたが、結果としては残念」。1週前のルヴァン杯では0-6で惨敗し、今週は痛恨の逆転負け。川崎Fとの3週連続対決は神戸の1分け2敗と、傷痕が深く残る結末となった。【横田和幸】