柏レイソルのネルシーニョ監督(70)が、J1最年長出場記録を更新した横浜FCのFWカズ(53)に敬意を表した。30日、10月3日の横浜FC戦に向けオンラインで取材に応じ、23日の川崎フロンターレ戦に先発したカズに言及。ネルシーニョ監督は「彼の存在は、言うまでもなく横浜FC、そして日本サッカーにとって非常に意味のあるもの。今も高いプロ意識を持って、年齢こそ重ねているが、まだまだJ1でやれる選手だと思います。彼ほどのキャリアがある選手が現場で頑張っている姿は若手にも非常にいい刺激になる」と述べた。

ネルシーニョ監督は、かつてカズが在籍したヴェルディ川崎で94年にコーチ、95年から2年間、監督を務めていた。「初めてカズと一緒に仕事をしたときのことを思い返すと、そのころから非常に目的意識を強く持った努力家で、限界を知らない男。本当に目的に向かってまっすぐ突き進む印象を持っていた。今もそういった姿勢を持って現場で頑張っていることはうれしく思います」と25年の時を経ても一線で活躍するカズにエールを送った。次節はカズの所属チームとの対戦。前半戦では敗れている相手だけに、指揮官は「勝ち点を積み上げなくてはならない一戦。前回は、うちのビルドアップにミスが続いて危機的状況を招いてしまったシーンもあった。攻守においてビルドアップがカギになるのは間違いない」とリベンジを掲げていた。