J1は11月3日に8試合を行う。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績


ベガルタ仙台 – 柏レイソル

・仙台対柏の通算21試合では、仙台が8勝6分7敗と勝ち越している。ベガルタが同カード直近7試合でも1敗(5勝1分)しかしていないが、この間唯一の黒星は今季前回対戦で記録(7月に1-5)。

・仙台は現在クラブ史上ワースト2位となる16試合連続白星なし(5分11敗)。前節広島戦の引き分けで、ホームでのチームワースト連続試合未勝利記録を更新した(12:5分7敗)。

・柏は直近5試合で1勝(2分2敗)。前節清水戦で、リーグ戦では8月23日の大分戦以来、14試合ぶりの無得点。

・柏はアウェイ戦直近3試合では2敗を喫しているが(1勝)、この間両チーム合わせた総ゴール数は12(1試合平均4ゴール)。対戦時に最下位に位置するクラブとのアウェイ戦直近3試合(1勝1分1敗)でも、両クラブ合わせて14ゴール(1試合平均4.7ゴール)が記録されている。

・仙台は直近6試合のうち、5試合で無得点に終わっている。この間に記録した枠内シュート数はリーグ最少の7本で、ノーゴールに終わった同5試合の枠内シュート率は15.4%(枠内シュート4本/総シュート26本)。

・柏の今季オウンゴール数はリーグ最多の4。7月にリーグ再開以降、毎月同ゴールを喫している。2016年(同シーズンは3点)以降のJ1での各シーズンでは、クラブワースト記録を更新。

・西村拓真は柏戦では現在2試合連続得点中。同選手が出場している同一カードで、2試合連続得点を記録しているのは今対戦だけ。

・オルンガは今季仙台との前回対戦で、自身J1初となるハットトリックを記録(7月26日)。アウェイ戦では現在4試合連続得点に直接関与している(4ゴール+2アシスト)。


サガン鳥栖 – 名古屋グランパス

・鳥栖対名古屋の通算15試合では、鳥栖が5勝4分6敗とわずかに負け越している。鳥栖は今カードで現在、4試合連続無得点で勝利なし(1分3敗)。同クラブを相手に勝利を挙げたのは、2018年3月の対戦が最後(3-2)。

・鳥栖は現在、今季チームワーストとなる8試合連続未勝利(4分4敗)。また、直近12試合でもわずか1勝しか挙げていない(4分7敗)。

・名古屋は直近7試合で5勝(2敗)。勝利を挙げた試合ではいずれも無失点に抑えている。それ以前の7試合では、すべてで失点を喫して3勝しか挙げていなかった(4敗)。

・名古屋は昨季以降、九州のクラブとの対戦で無敗(6試合:3勝3分)。この間、1度も複数失点を喫していない(計2失点)。

・鳥栖は10月以降、決定率がリーグワースト(4.7%:4得点/85本)。9月は同項目がリーグで最も高かった(18.1%:15得点/83本)。

・フィッカデンティは鳥栖の監督として、J1ではチーム史上最多となる97試合で指揮を執った(32勝27分38敗)。これまで、同クラブとの対戦では負けたことがない(6試合:4勝2分)。

・小屋松知哉は2014年~2016年まで名古屋に所属し、J1で29試合に出場(計1得点)。同選手は今季、出場試合数がチーム2位(23試合)。また、敵陣ペナルティエリア内タッチ数はチーム最多タイ(62)であり、ラストパスは同最多(29)。

・金崎夢生は今季24試合に出場し、同一クラブでは1シーズンで鹿島に所属していた2017年以来となる二桁の得点に直接関与(6得点、4アシスト)。鳥栖に所属していた2018年7月~2019年末までは、46試合に出場して直接関与が12点だった(10得点、2アシスト)。


川崎フロンターレ – 北海道コンサドーレ札幌

・川崎は札幌戦通算11試合で未だ無敗(9勝2分)。無敗を維持する中では、リーグ全体で最多の試合数を記録している対戦カード。

・川崎は現在、1999年以降では同一シーズン内でリーグ最長となる12連勝中。今節でも勝利を挙げると、同一シーズン内ではリーグ史上最長タイの13連勝を記録する(1998年9月~11月の鹿島と並び)。

・川崎はホーム戦で現在、同一シーズン内ではリーグ記録タイとなる12連勝中(2001年3月~10月の磐田と並び)。この間、11試合で複数得点を挙げている(1試合平均:3.1得点)。

・札幌はアウェイ戦直近7試合で6敗(1勝)。また、アウェイでの神奈川県のクラブとの対戦では、通算20試合でわずか1勝(5分14敗)。

・札幌は今季、クリア数がリーグ最少(331回)。対する川崎は、同項目が今季リーグで2番目に少ない(349回)。

・川崎は今季、セットプレーからの得点がリーグ最多(21得点)。対する札幌は、総得点に占める同得点の割合がリーグで2番目に小さい(12%:4/33得点)。

・ペトロヴィッチは監督として、川崎戦通算25試合でわずか2勝(7分16敗)。同監督にとっては、最も勝率の低い相手(8%)。

・高嶺朋樹は10月以降、6試合に出場してタックル数がリーグ最多(19回)。今季それ以前に出場した16試合では、同項目が13回に留まっていた。


セレッソ大阪 – ガンバ大阪

・C大阪対G大阪の通算39試合では、C大阪が11勝5分23敗と負け越している。しかし、C大阪は今対戦で現在2連勝中。それ以前の今カード20試合ではわずか1勝だった(5分14敗)。

・C大阪は直近8試合で5敗(3勝)。この内の5試合で複数失点を喫している(1試合平均1.8失点)。同クラブが今季それ以前の17試合で複数失点を許したのはわずか2試合のみだった(12勝3分2敗:1試合平均0.8失点)。

・G大阪は現在10試合連続無敗(9勝1分)。この間に1度も複数失点を喫していない(計6失点)。今節引き分け以上だと、同一シーズン内では2011年7月~9月と並んでクラブ史上2番目に長い11試合連続無敗となる(最長は2007年4月~8月の13試合連続)。

・G大阪はアウェイでは現在5連勝中。今節勝利すると、敵地ではクラブ史上初の6連勝となる。

・C大阪は今季決定機の回数がリーグ最少(25回)。しかし、同状況からの決定率はリーグベスト(60%:15/25)。また、ホームでの同率は横浜FC(71.4%)に次いでリーグ2位(66.7%:8/12)。

・G大阪は今季アウェイで先制点を挙げた試合数及び同状況からの勝利数がリーグ最多(10試合:8勝2分)。対するC大阪は今季ホームで先制点を許した試合数がリーグで2番目に少ない(3試合)。

・豊川雄太は現在2試合連続で得点中(計3点)。この間4本の枠内シュートで3得点を記録。同選手が今季それ以前に出場した10試合で放った枠内シュートはわずか1本のみだった(無得点)。

・パトリックは出場した直近3試合の内、2試合で得点を記録(計2点)。この2試合ではいずれも途中出場から決勝点を挙げており、2得点ともセットプレーからヘディングで記録したもの。


清水エスパルス – ヴィッセル神戸

・清水対神戸の通算41試合では、清水が22勝5分14敗と勝ち越している。清水は今対戦直近6試合ではわずか1敗(3勝2分)だが、この敗戦は今季前回対戦でのもの(1-3)。今節敗れると、今カードでは2004年以来のシーズンダブルを喫することになる。

・清水はホームでは現在7試合連続未勝利(1分6敗)。今節引き分け以下だと、同一シーズン内の本拠地では降格した2015年以来クラブ史上2度目の8試合連続未勝利となる(当時10試合連続)。

・神戸は直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。しかし、この勝利は直近の試合となった仙台戦で挙げたもの(3-2)。同クラブは今節勝利すると、今季2度目の連勝となる。

・神戸はアウェイ戦直近6試合で4敗(2勝)。この間全ての試合で複数失点を喫している(1試合平均2.5失点)。今季それ以前の敵地での7試合では無敗であり、複数失点を許したのも2試合のみだった(3勝4分:計7失点)。

・清水は今季ペナルティエリア外からの失点数がリーグワースト(12失点)。総失点に対する同エリア外からの失点の割合は今季リーグで最も高い(22.2%:12/54失点)。対する神戸はペナルティエリア外からの得点数が今季リーグ最多(11得点)。

・神戸は三浦淳寛監督の就任初戦だった9月26日以降、決定率(16.7%)と枠内シュート率(53.3%)がいずれもリーグベスト。また、同期間に3得点以上を挙げた試合数はリーグ最多(4試合)。

・ジュニオール・ドゥトラは出場した直近4試合で3得点を記録。同選手が直近で放った枠内シュート3本は全て得点に繋がっている。

・古橋亨梧は清水との今季前回対戦で2得点、1アシストを記録。同選手がJ1で対戦した中では、直接関与得点数が仙台戦(7点)、鳥栖戦(6点)に次いで多い相手(5点:3ゴール、2アシスト)。


横浜FC – 大分トリニータ

・横浜FC対大分の通算3試合では、横浜FCが1勝2敗と負け越している。同3試合で勝利しているのは、いずれもホームチーム。

・横浜FCは現在2連敗中。直近9試合で3度目の2連敗。ホームでの直近6試合では4勝を挙げているが、敗戦と勝利を交互に繰り返している(前回はFC東京戦で1-0の勝利)。

・大分は現在、敗戦と引き分けを交互に繰り返しての4試合連続未勝利(2分2敗)。この間ノーゴールに終わった3試合は、これ以前の10試合で記録した無得点試合数と並ぶ。

・大分はアウェイ戦直近5試合では1敗(3勝1分)。しかし、敵地での昇格組との対戦では現在5試合連続未勝利で、この間4試合で無得点に終わっている。

・横浜FCは今季試合時間76分から90分の時間帯に、リーグワーストの17失点を記録している。先月に喫した10失点のうち、7点は同時間帯に喫したもの。

・大分と横浜FCの今季得点者はすべて日本人選手(今季は同2クラブだけ)。直近2シーズンで外国人選手の得点者がいないのは大分だけ。

・横浜FCの今季ホーム戦での決定機数はリーグ最少の7回だが、同決定率はリーグトップの71.4%(5/7)。このうち一美和成はチーム最多の2回決めており、同決定率は100%(2/2)。

・鈴木義宜の今季ブロック数はリーグ最多の30回。昨シーズンもJ1最多のブロック数を記録している同選手が、今季も同最多を記録すると、2016~17年の中澤佑二以来となる2シーズン連続のブロック王。


サンフレッチェ広島 – 浦和レッズ

・広島対浦和の通算31試合では、広島が19勝5分31敗と大きく負け越している。今カード直近4試合では1勝(1分2敗)、ホームでの同対戦直近7試合でも1勝(2分4敗)。

・広島は直近5試合で2勝2分1敗の五分。この間の総スコアも5-5もタイで、ノーゴールとと複数得点試合を交互に繰り返している(前節仙台戦はスコアレスドロー)。ホーム戦では現在今季初の連勝中(2)。

・浦和は現在5試合連続無敗(3勝2分)。この間3試合を無失点に抑えている(総失点2)。今節も引き分け以上だと、2018年8月以来となる6試合連続無敗(当時は7試合:3勝4分)。

・浦和はアウェイ戦でも現在5試合連続無敗(3勝2分)。今季敵地では開幕から10試合連続で引き分けがなかったが(7勝3分)、現在同地では2試合連続ドロー。

・広島の今季空中戦勝率はリーグトップ(54.9%:444/809)。一方浦和は今季敵地での空中戦勝率がリーグ1位(58.4%:212/363)。

・浦和は今季ヘディングによる失点数がリーグワーストの12。同クラブ今季記録している失点数の約1/3は同パターンから決められている(32%:12/38、リーグワースト)。

・レアンドロ・ペレイラの今季ヘディングシュートによる枠内シュート率はリーグトップの63.2%(12/19)。ホーム戦での直近3得点のうち、2ゴールはヘディングで決めている。

・橋岡大樹の今季タックル成功率はリーグトップの75.5%(37/49、※タックル43回以上記録選手限定)。直近3試合のタックル成功率は88%(7/8)。


横浜F・マリノス – 鹿島アントラーズ

・横浜FM対鹿島の通算61試合では、横浜FMが22勝8分31敗と負け越している(横浜M時代を含み)。横浜FMは今カードでは現在2連敗中だが、ホームでの同対戦では現在3連勝中。

・横浜FMは直近8試合で五分の成績(3勝2分3敗)。ホームでは現在、今季チーム3度目となる2連勝中だが、今季本拠地での3連勝はない。

・鹿島は直近8試合で4敗(4勝)。この間に敗れた4試合では全て無得点に終わっている(1試合平均1.1得点)。それ以前の13試合ではわずか1敗(9勝3分)であり、得点を挙げられなかったのは1試合のみだった(1試合平均2得点)。

・鹿島はアウェイでの前年度覇者との直近13試合でわずか3勝(4分6敗)。この間、複数得点を挙げたのはわずか2試合のみ(1試合平均:1.1得点)。

・横浜FMは今季、試合開始から15分間での得点がリーグ最多(11得点)。総得点に占める割合もリーグで最も大きい(19%:計59得点)。対する鹿島は、今季同時間帯での失点数がリーグワーストタイ(8失点:大分と並び)。

・鹿島は10月以降、ファウル数がリーグ最多(106回)。対する横浜FMは、同期間でのファウル数がリーグで2番目に多い(102回)。100回を上回っているのは、この2チームだけ。

・マルコス・ジュニオールは鹿島戦通算3試合で3得点を記録。同選手が対戦した中では神戸戦(4点)に次いで得点を挙げている相手であり、7月に行われた今季前回対戦では2得点を記録している。

・上田綺世は横浜FM戦通算2試合で3得点を記録。同選手が対戦した中では最も得点を挙げている相手だが、この3得点は全てホーム戦で挙げたもの。