ヴィッセル神戸とNECが共同となり、この日のスタジアムで顔認証や映像分析技術を活用した実証実験を行った。

報道受付では、顔認証技術とサーマルカメラを組み合わせた機械を設置し、事前登録した記者らが来場すれば、会社名と名前、体温が即座に受付のパソコン画面に示されるシステム。

受付スタッフの人数を削減でき、人と人の接触がないことで新型コロナウイルスの感染症対策になるという。このシステムは、日本で開催された昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)でも行われ、Jリーグでは初めての試み。

また、スタジアムの一部にはマスク未着用の人を検知したり、混雑度を計測する機械も設置。該当した場合はスタッフがマスクの着用を呼びかけたり、混雑緩和を促すサポートを行う。この実験は、18日の同じノエスタで行われる神戸-浦和レッズの試合でも実施される。【横田和幸】