FIFAランク11位の強豪メキシコが、同38位の韓国に3-2で逆転勝ちした。

前半21分に先制点を許したが、FWヒメネス(29=ウルバーハンプトン)とFWロサノ(25=ナポリ)を中心に攻め、後半22分から4分間で3ゴールを集めた。

0-1の後半22分、ヒメネスが右からの低いクロスに右足で合わせて同点に追いつくと、24分にはMFピネダ(クルスアスル)の絶妙のスルーパスに抜け出したMFアントゥナ(グアダラハラ)が仕留めて逆転。その1分後にもセットプレーからDFサルセド(ティグレス)が右足で押し込んで突き放した。

同点ゴールを決めたヒメネスは、プレミアリーグのウルバーハンプトンでもエースとして活躍。昨季は公式戦通算27得点(リーグ戦17点、欧州リーグ10点)と大爆発し、今季も4ゴールと好調だ。187センチの高さと機動力を併せ持ち、周囲を生かしつつ自らもゴールを狙う。1-0で競り勝った10月のオランダとの親善試合でも自ら倒されて得たPKで決勝点を決めている。

W杯7大会連続16強のメキシコは17日(日本時間18日)の国際親善試合で日本と対戦する予定。22年W杯カタール大会での8強入りを目指す日本にとっては貴重な実戦の場となる。森保監督は「多くの実りを得る試合となるはず」とコメントしていた。