川崎フロンターレMF三笘薫は、後半8分の先制点で今季12点目を決めた。新人最多記録の1シーズン13得点まで、ついにあと1点まで迫った。

この日は後半から途中出場。先制点を決めたほか、後半ロスタイムには自陣深い位置でボールを奪うと、ドリブルで一気に左サイドを持ち上がり、FW小林の3点目をアシストした。

このアシスト場面について、三笘は「過去一番の長さ(のドリブル)から得点につながったと思います」と、記憶にある限りでの“最長ドリブル”だったことを明かした。

会場も大いに沸いた場面だったが、本人は「気持ちいいとかいう感情はなかった。(自陣で奪ったときに)クリアもできたけど、前まで運べたらリスクも抑えられる。悠さん(小林)が横にいたので、自分で行こうかとも思ったけど、確実なパスができてよかった」と至って冷静。

勝てば優勝となる21日の大分トリニータ戦に向けて、「王手はかけたけど、まだ分からない。次勝つことだけを考えて、いい準備をして臨みたい」と切り替えた。