首位徳島ヴォルティスがギラヴァンツ北九州を4-1で下し、勝ち点を80とした。敗れた北九州は、J1昇格の可能性が消滅。3位V・ファーレン長崎が京都サンガF.C.に1-2で敗れたため、徳島は、次節の水戸ホーリーホック戦に勝つと2位以内が確定し、引き分けか負けても3位長崎の結果次第で、14年以来のJ1復帰が決まる。長崎は勝ち点70のまま。2位アビスパ福岡はファジアーノ岡山と1-1で引き分け、同74とした。

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徳島が7年ぶりJ1昇格を目前までたぐり寄せた。試合開始6分でMF岸本がチーム最初のシュートを放ち、それが先制弾となった。後半14分にはMF鈴木のパスを、MF渡井がトラップ。右足で蹴り込んだボールが、カバーに入った北九州のディフェンスに当たり、ゴールに吸い込まれた。

後半27分には相手にPKを与え1点を返されたが、39分にはFW垣田、さらにロスタイムにもMF浜下がゴールを決めて北九州を突き放した。ロドリゲス監督は「掲げている目標は優勝。優勝するには今何ができるか、水戸戦にどうつなげるかが重要」と、あくまでもJ2優勝を期す。

長崎が京都に敗れ、徳島の勝ち点は80、長崎は70のまま。残りリーグ戦は4試合。J1昇格2枠をかけた激戦は続くが、徳島にとって昇格は目前となった。次節(6日)は敵地で水戸戦に臨む。

◆徳島の次節J1昇格決定条件 勝ち点を80に伸ばした首位の徳島は6日の水戸戦に勝てばJ1自動昇格の2位以内が確定する。引き分けた場合も、勝ち点70の3位長崎が同日のモンテディオ山形戦に引き分け以下なら3試合を残してJ1昇格決定。負けたとしても、長崎が敗れると、徳島の7年ぶり2度目のJ1昇格が決まる。