2回戦から登場の新潟レディースはNGUラブリッジ名古屋(東海代表)を4-0で下す貫禄勝ちで3回戦進出を決めた。

前半3分、DF三浦が先制点を決めるが中央を固める相手守備のブロックに苦戦。追加点を奪えない前半を終え、奥山監督は「サイドを使わず、自信を持って真ん中を使おう」と指示した。後半13分にはFW児野楓香が1点を決め2-0。だが、その後の得点機を決めきれない。

試合に変化をつけたのはFW石淵萌実だった。後半26分からMF滝川結女とともにピッチに入ると、9分後の後半35分にみせた。右サイドからの滝川の浮き球パスを頭できれいに決めた。石淵は「練習からいいパスが(滝川から)来ていて手応えがあった。いいボールを出してくれると信じて走り込んだ。あとは当てるだけ」と振り返った。

リズムを取り戻したチームはたたみ掛けるようにさらに1点を追加。何が起こってもおかしくないトーナメント初戦を完勝で突破した。3回戦は13日にニッパツ横浜FC(なでしこ2部)とカンセキスタジアムとちぎで対戦する。【飯嶋聡美】