J1大分トリニータは18日、大分市内で今年のチーム練習をスタートした。

午後1時から約1時間のミーティングを経て、練習場でレクリエーションなどを交えて始動。練習後、オンライン取材に応じた就任6年目の片野坂知宏監督(49)は「何人かリハビリ中の選手はいるが、意欲的にやってくれた。(雰囲気は)すごく良かった」と振り返った。

ミーティングで具体的な今季目標が示された。目指すは、新体制発表で明かされたリーグ戦9位以上に加え、勝ち点50以上、得点45、失点40。20チームで構成される英国のプレミアリーグの残留圏の勝ち点傾向を参考にしたという。

勝ち点50以上の根拠には、今季38試合を5クールに分割。1~4クールを8試合で区切り3勝2分け3敗、最終5クールを6試合2勝2分け2敗の「勝ち点52」を目標に戦うプランでいる。

また、昨季の課題も共有し「より戦術、積み上げにこだわってやっていこうと話した」と指揮官。セットプレーの失点が多かった点や、得点が19年36得点、20年36得点と少なかった部分を再確認した。

さらに、新主将に3年目のGK高木駿(31)が就任。片野坂監督は「GKとして後ろから鼓舞するところや、存在感に期待したい。ピッチ外でもムードメーカー的で適任と思った」。新戦力12人を加えた29選手の“かじ取り”を任せた。