清水桜が丘が、プリンスリーグ勢対決を制した。富士市立に1-0。後半24分、MF落合文(ぶん)主将(2年)が、今大会初得点となる決勝ゴールを決めた。準々決勝は20日に行われる。

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清水桜が丘が、接戦をものにした。0-0の後半24分、落合主将がエリア内でこぼれ球に素早く反応。左足で押し込み、値千金の決勝ゴールを決めた。後半途中にボランチからFWへポジションを移しており、見事に結果で起用に応えた。「全員で必死に戦えた。なんとか勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

昨年限定のスーパープリンスリーグ東海では、同11月のグループリーグで富士市立と対戦。7-1で大勝を収めた。この時以来の公式戦での対戦となったが、再びライバルを退けた。

県内の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、サッカー部の活動も制限された。そのため、11日に開幕した今大会に向けた練習はわずか2日間。準備不足は否めないが、片瀬晴城監督は大会実施を歓迎した。「開催が決まって良かった。公式戦の練習は、公式戦でしかできないから」。さらに「試合の内容は気にしていない。今日も勝って、1週間準備して次を迎えられることの方が大きい」と話した。

20日の準々決勝は藤枝明誠と対する。落合は「勝って公式戦の経験を積んでいく。しっかりプレーすれば、結果は後からついてくる」と強調。真剣勝負を通じて、さらに成長していく。【古地真隆】