J2ジュビロ磐田FWルキアン(29)が自らのゴールで今季初勝利に導く。

6日のFC町田ゼルビアとのホーム開幕戦(ヤマハ、午後2時)に備え、3日は磐田市内で調整した。ルキアンはゲーム形式のメニューで軽快に動き、好調をアピール。次戦は先発する可能性も出てきた。今季開幕のFC琉球戦は後半開始から出場。体の強さを生かしたプレーでチャンスをつくり「次はもっといい内容で、いい結果を得られるはず」と自信を見せた。

昨年11月に頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアの手術を受けた。当初は、今季開幕に間に合わない見込みだったという。それでも、懸命な治療とリハビリを続け、ピッチに戻ってきた。オフで母国ブラジルに一時帰国していた期間も、自主トレを実施。毎朝6時に起床し、1日3部練習を繰り返した。「ストイックにやってきた成果だと思う」。早期復帰を目指して、ベストを尽くした。

昨季はチーム最多10得点をマーク。鈴木政一監督(66)から「体が強いことで前線の起点になれる」と期待される。「今季は昨年の10得点以上を取ることが目標。ホーム開幕は勝ちたい」。頼れる助っ人がチーム1号を挙げ、勝ち点3をたぐり寄せる。【神谷亮磨】