新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したガンバ大阪は5日、10日大分戦(パナスタ)でJ1リーグ戦再開を目指すと発表した。最終的に選手5人、スタッフ1人の計6人が陽性判定を受け、3日アウェー名古屋戦と6日ホーム鹿島戦が中止に。再開できれば、大分戦が今季のホーム開幕戦になる。

クラブは「Jリーグ、大阪府、吹田保健所との協議の結果、陽性者ならびに濃厚接触者の特定と隔離、また感染予防策のさらなる徹底を図ることで、チームの活動、試合開催の再開は可能であるとの方向性が示された」と説明。Jリーグの指針ではクラスター発生時は「活動全体が3週間程度停止」としているが、今回は関係各所の協力もあり、早期の再スタートを図る。

ただ、濃厚接触者の特定までは、チームの全体練習は休止し、自主練習だけになる。10日まで時間は少なく、相当数の選手が離脱するG大阪は、一丸で難局に立ち向かうしかない。