J1ベガルタ仙台は18日、仙台市内で21日のアウェーFC東京戦に向けて調整した。チームはリーグワースト2位の14失点が響き、開幕4試合で1分けのみの勝ち点1、現在は3連敗中と低調が続く。今季から主将を務めるDF蜂須賀孝治(30)が要となり、5戦目での今季初勝利に導いてみせる。

現在は降格圏内の18位。この苦境について蜂須賀は「前半の立ち上がりで失点することが課題。先制点を取り返すために、攻守のバランスが崩れてしまった」と説明。全4試合とも前半に先制され、常に追いかける展開。直近3試合は立て続けに失点するシーンも目立っている。手倉森監督は「試合ではミスや失点を引きずってプレーしていた。マイナスにいきがちなメンタルを修正しよう」と中7日で臨む一戦に向けて、士気を高めてきた。

対する東京は17日、仙台を破った湘南ベルマーレに3-2の逆転勝ち。3試合ぶりの勝利をつかんで勢いに乗る。蜂須賀は「センターバックのカバーや対峙(たいじ)する相手ウイングを止めること。オーバーラップをしてクロスやラストパスでゴールを演出したい」と意気込んだ。東京戦後は、ルヴァン杯を含めてホーム2連戦。白星を奪取し、浮上のきっかけをつかみたい。【相沢孔志】