19年新潟レディース(L)に新加入と同時に新潟医療福祉大女子サッカー部へ期限付き移籍していたMF中江萌(20)が今季から復帰した。新潟L・U-15に所属していたが「中2の頃から新潟Lに入りたかった」。高いレベルの中でのサッカーを純粋に楽しみ、練習に励んでいる。

経験を積むために同大に移籍していた。20年全日本大学女子サッカー選手権ではボランチとしてチームの心臓部を担い、3試合出場、2得点でチームを8強へ導いた。「今するべきことを考えながらチームが勝つために努力した」という移籍の2年間。予測しながらボールを奪う守備や、広い視野で周囲を見る力を養った。

身長152センチと小柄だが技術と俊敏さが武器。その源は食事で、実家で祖母と母が1日3食バランスのいいメニューを考えてくれている。コロナ禍の自粛期間中にライブ映像を見て、はまったというONE OK ROCKのお気に入りの曲「欲望に満ちた青年団」を聴き、リフレッシュした。復帰1年目の目標は強気の「先発フル出場&5得点」。「試合に出場し、チーム貢献したい」と意欲がみなぎっている。【飯嶋聡美】

◆中江萌(なかえ・もえ)2001年(平13)1月1日生まれ。新潟市出身。アルビ新潟レディースU-15、U-18(新潟向陽高)を経て、入団。19年4月に新潟医療福祉大に入学し、女子サッカー部に期限付き移籍。U-16女子日本代表。20年全日本大学女子サッカー選手権でベスト8。152センチ、50キロ。背番号32。