J3FC岐阜の元日本代表MF柏木陽介(33)が福島ユナイテッドFCとの上位対決で移籍後初ゴールを挙げるなど全得点に絡み、勝利に貢献した。

リーグ戦で移籍後初先発を果たし、前半7分、ペナルティーエリア左外からのMF吉浜のクロスに飛び込み、右足で流し込んでまずは先制点を奪った。

1-1の同点に追いつかれた同37分には相手クリアが味方に当たってルーズになった浮き球ペナルティーエリア内で拾い、胸トラップから丁寧なラストパスでDF舩津の決勝ゴールをアシストし、後半12分に新人のMF松本に替わって退いた。

柏木は5月22日の天皇杯1回戦のホンダFC戦で初先発したが、今季リーグ戦は4試合に出場もすべて途中出場だった。

柏木は10年度から在籍し、主力を担ってきた浦和を退団した。2月の沖縄キャンプでクラブから外出禁止令が出ていたにもかかわらず、外食した規律違反。昨秋にも同様の違反があった。その中で手を差し伸べてくれた岐阜でようやく存在感を示した。