ジュビロ磐田は1-0でジェフユナイテッド千葉を下し、2017年以来4シーズンぶりの6連勝を飾った。

前半は押し込まれる時間が続き、あわや失点となる2度のピンチもあった。それでも、守備陣が体を張ってゴールを死守。耐えしのぐと、ワンチャンスを仕留めた。

同ロスタイム、右クロスをMF山田大記(32)が胸トラップでコントロールし、右足一閃(いっせん)。強烈なシュートは雨でぬれたピッチを切り裂き、ゴール左隅に突き刺さった。山田の10試合ぶり今季6点目でリードを奪うと、後半は本来のリズムを取り戻した。元日本代表MF遠藤保仁(41)が中盤でテンポをつくり、ボールを配球。鈴木政一監督(66)が目指す「人とボールが動くサッカー」を体現し、守備陣もゴール前で体を投げ出しながら逃げ切った。

追加点は奪えなかったものの、無失点に抑え、クラブ記録を更新する6試合連続完封勝利を飾った。この日、勝ち点で並んでいる京都も勝利。首位に浮上できなかったが、遠藤は「気を引き締めて戦っていくだけ」と一戦必勝の姿勢を強調する。26日の次戦はアウェーで5位長崎と対戦する。上位陣をたたき、さらに勢いを加速させるつもりだ。【神谷亮磨】