柏レイソルは首位川崎フロンターレの猛攻を耐え、スコアレスドローで勝ち点1を手にした。後半16分、DF上島が2枚目の警告を受け退場に。数的不利で押し込まれる時間が続いたが、組織化された堅守と、GKキム・スンギュの好セーブで得点を許さなかった。

チームとしては4月17日の第10節大分トリニータ戦以来の無失点試合。ネルシーニョ監督は「選手たちが落ち着いて組織を保ちながらいい形で入れた」と前半の戦いぶりを評価。上島が退場した後にシステムを「4-4-1」にしたが、すぐにセンターバックのDF高橋を投入し5バックに変更。指揮官は「首位になんとか勝ち点を奪うことができたゲームだった」と話した。

川崎Fに浴びたシュートは17本。うち7本の決定機をスーパーセーブで止めたのがGKキム・スンギュだった。指揮官は「今日に限らず彼が担う役割は大きい。彼が好セーブ連発することでチームの勢いがもたらされる。これまでの活躍は申し分ないし、チームメートにも信頼されている。今日のゲームは彼がしっかり後ろを固めて、最後締めてくれた。そういうゲームだった」と、守護神に賛辞を贈った。