J2ジュビロ磐田は延長戦の末、1-0でJFLのヴェルスパ大分に辛勝し、3年ぶりのベスト8進出を決めた。0-0で迎えた延長前半11分、磐田U-18所属のMF藤原健介(17)が右サイドから鋭いクロスを供給。中央で反応したFWファビアン・ゴンザレス(28)が左足で押し込んだ。コロンビア人助っ人が挙げた1点が決勝点。磐田はJ2で唯一の8強入りとなった。

▽磐田の鈴木政一監督(66) ピンチも多くあった中で、1-0で勝てたことはよかった。ベスト8を目標に努力してきたことがこの結果に結びついたと思う。

▽磐田FWファビアン・ゴンザレス 相手の守備がすごくよかったので最後まで苦戦した。ただ、勝てて次に進めることが大きい。得点する前から、いい連係でのプレーがあった。いいパスを出してくれたし、いいポジションを取れていたことが、ゴールにつながったと思う。

▽フル出場で勝利に貢献した磐田MF鹿沼直生(23) 本当は90分間で勝ちきりたかった。立ち上がりが悪くて、相手の勢いにのまれてしまった部分はある。その後は落ち着いて試合ができたけれど、チャンスを決めきれなかったので延長までいってしまった。天皇杯はリーグ戦で出ていないメンバーがピッチで表現できる機会。次の試合はJ1のチームが相手になるので、モチベーションは高い。