パワーハラスメントの告発文書が日本協会に届いているJ1サガン鳥栖の金明輝監督(40)が2日、疑惑を抱えながらも非公開で行われた練習に参加した。この日までに協会やJリーグ側からパワハラに関する正式な問い合わせはなく、11日清水戦(ホーム)も指揮を執る予定という。ただ、クラブ関係者は「クラブとして(調査を)1回終わらせているが、誠実に今度はJリーグを交えてというのもある。本当に徹底的に調べ、証明しないといけないのかもしれない」とも明かした。

金監督は、6月の練習で選手に足払いするなどしてリーグ3試合の指揮資格停止処分を受けたが8月14日浦和戦で復帰。第三者委員会の調査結果、追加処分は不要とされた。だが、選手らに対して継続的なパワハラに及んでいるとの匿名の告発文書が協会に届いたことから問題が再燃。この事態を受け、福岡淳二郎社長(65)は1日、クラブ公式サイトを通じて謝罪していた。【菊川光一】