アスルクラロ沼津は2-1でカターレ富山を退け、3試合ぶりの白星をつかんだ。

FW今村優介(23)とFW高橋潤哉(24)がゴール。試合開始時点で首位の難敵を破り、ホームで154日ぶりの勝利を手にした。富山の選手3人の新型コロナウイルス陽性が判明し、この日のキックオフ3時間半前に簡易抗原検査を実施。遠征メンバーの選手・スタッフ全員の陰性を確認して試合が行われた。

沼津は立ち上がりの先制点で優位に立った。前半6分、最終ラインの裏へ抜け出した今村が左足で流し込んで今季初ゴール。「落ち着いて決められた。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。主導権を握る時間帯も長く、今井雅隆監督(62)は「ボールを奪った直後のプレーが良かった」とうなずいた。

最近4戦負けなし(2勝2分け)となり、10位に浮上した。次節は12日、2位タイの福島と対戦する。勢いを保って今季初の連勝を狙う。【古地真隆】