J1アビスパ福岡FW金森健志(27)が、古巣鹿島アントラーズ戦での「連発&連勝」を誓った。

7日、福岡市内で練習後にオンライン取材に応じ、11日鹿島戦(カシマ)へ「全力を尽くしチームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。

3月17日の対戦では、後半40分に右クロスから決勝ゴールを決めた。直近では、前節8月29日徳島ヴォルティス戦(8月29日、ベススタ)で今季3点目を決めており勢いがある。それでも、鹿島に対して「したたかなチームなので相手のペースに持って行かれないようにしたい」と警戒は忘れない。

一方で、ショートカウンターなどが強みの自チームの現状について「全員で構築してきた守備から奪ってからのカウンターに磨きがかかっている。どのチームとしても勝てるチャンスはある」。長谷部茂利監督(50)も「鹿島の方がチームの強度、質で高さをキープしている」と分析する難敵撃破に自信を見せた。

福岡は、ルヴァン杯4強以上の目標をかなえられなかったが、リーグ戦の勝ち点50、10位以上の今季目標へ突き進んでいる。

現在27試合を終え勝ち点39の9位で、残り11試合。残留濃厚な順位ではあるが、金森は「危機感を持ち、勝利に対して貪欲にならないと足元をすくわれる。1試合1試合決勝のつもりで全力で戦って行く」と、17年から19年途中まで在籍した古巣撃破へ気を引き締めた。【菊川光一】