先発でも途中出場でも早川様!! J2アルビレックス新潟DF早川史哉(27)は7日、聖籠町での練習に参加。充実した表情と気合のこもったプレーでチームの士気を高めた。4日のギラヴァンツ北九州戦(0-0)はセンターバック(CB)でフル出場。6月21日ブラウブリッツ秋田戦以来(2-0)の先発出場となったが、攻守で安定したプレーを披露した。この日の練習後、アルベルト監督(53)は「神様、仏様、史哉様。先発でも途中からでもいいプレーをしてくれる。人間性も素晴らしい」と早川に賛辞を送った。

今季はここまで15試合(先発6)に出場。ポリバレント性をフル活用し、主にCBやサイドバックでプレーしている。「相手との駆け引きなど、以前に比べて経験値が上がって来ている感覚はある」。チームは舞行龍ジェームズ(32)と千葉和彦(36)がCBの主力としてプレーするが「自分にしかないものがあるはず。2人に挑める楽しさは感じる」と定位置奪取に意欲を見せる。

リーグ戦は残り14試合。勝ち点51の3位新潟と、首位ジュビロ磐田の勝ち点差は8。「プレー時間がそこまで長くない自分が先頭に立ち、練習から勝負にこだわりたい。責任を持ってチームを引っ張りたい」と、J1再昇格に向け「早川様」が頼もしい言葉を並べた。【小林忠】